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【時間】平日13時半前、先客1名。【注文】カツカレー:700円【総評】静かな商店街にも溶け込んだ外観。カウンター席のみの小さな店内の片隅にはワイドーショーが流れるテレビ。その傍で黙々と調理をするご主人と、ぼんやりテレビを眺める年配男性の一人客しからおらず、昔ながらの食堂といった佇まい。注文を告げた後、10分弱で提供される。煌びやかな油が滴る揚げたてのカツに、年季の入った包丁が合わさる瞬間の音色が食欲を湧き立てる。カツは小ぶりで厚みに乏しいが、衣の塩梅と調理工程の工夫により、食感を適度に残した絶妙な仕上がり。そのカツを覆う黒ずんだソースが発する香りは、独特な風味を伴うスパイシーな南海特有のそれであり、湯気が立ち込める中、否応無しに期待値が高まる。卓上の福神漬けで彩りを添えてスプーンで一掬い。掻き込みたい衝動に駆られながらも火傷しそうな熱々のカレーライスをゆっくりと口へ運ぶ。穏やかな辛味とほんのり感じるフルーティーな味わいは、見た目の重たさを感じさせることなくスプーンが軽やかに進む。本家と比較すると少量のキャベツは、ドレッシングを使わずカツと合わせていただく。キャベツとカツには少しだけ卓上のソースを垂らすのも良い。艶のあるふっくら炊き上がった日本米とは相性が合わない訳がない。接客は標準的。食後は水を片手に寡黙なご主人の丁寧な所作をぼんやりと眺めてみる。見入ってしまうと時間を忘れそうだが、滞在時感は20分も経っていなかった模様。ゆったりとした時間が流れる店内で時空の歪みを体験した。
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【注文】カツカレー:700円
【総評】
静かな商店街にも溶け込んだ外観。カウンター席のみの小さな店内の片隅にはワイドーショーが流れるテレビ。その傍で黙々と調理をするご主人と、ぼんやりテレビを眺める年配男性の一人客しからおらず、昔ながらの食堂といった佇まい。
注文を告げた後、10分弱で提供される。煌びやかな油が滴る揚げたてのカツに、年季の入った包丁が合わさる瞬間の音色が食欲を湧き立てる。
カツは小ぶりで厚みに乏しいが、衣の塩梅と調理工程の工夫により、食感を適度に残した絶妙な仕上がり。そのカツを覆う黒ずんだソースが発する香りは、独特な風味を伴うスパイシーな南海特有のそれであり、湯気が立ち込める中、否応無しに期待値が高まる。卓上の福神漬けで彩りを添えてスプーンで一掬い。掻き込みたい衝動に駆られながらも火傷しそうな熱々のカレーライスをゆっくりと口へ運ぶ。穏やかな辛味とほんのり感じるフルーティーな味わいは、見た目の重たさを感じさせることなくスプーンが軽やかに進む。
本家と比較すると少量のキャベツは、ドレッシングを使わずカツと合わせていただく。キャベツとカツには少しだけ卓上のソースを垂らすのも良い。
艶のあるふっくら炊き上がった日本米とは相性が合わない訳がない。
接客は標準的。
食後は水を片手に寡黙なご主人の丁寧な所作をぼんやりと眺めてみる。見入ってしまうと時間を忘れそうだが、滞在時感は20分も経っていなかった模様。ゆったりとした時間が流れる店内で時空の歪みを体験した。